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防災セット準備していますか?
日本は災害の多い国です。そして、災害は突然やって来ます。近年、大きな災害が多く、他人ごとではないリスクです。
それに対応するには、日頃から「防災セット」を準備しておくことが大事です。
普段出張や旅行などで長期間出かける機会のある方、特に海外の後進国に行くことが多い方は、その延長線上で自分で防災セットを準備することが出来ると思います。
しかし、そうでない方は、どんなものを準備すればよいのか、迷ってしまうのではないでしょうか。
そんな時、間違いがないのは市販の防災セットです。
実際、単身赴任中の自分は自分で防災グッズを揃えて準備していますが、自宅にいる妻と息子の分は市販の防災セットで対応しています。
今回は、実際に購入した市販の防災セットなどの情報も交えて、お話ししていきます。
防災セットに必要なもの
さて、防災セットとしてそろえておかなければならないのは、どのような物でしょうか。
ざっとまとめると、以下のようになると思います。
● カバン(リュック又はキャリーケース)
これは、防災グッズがまとめてあって開ければすぐにつかえること、避難所まで簡単に持って行ける事などから、ぜひカバンに入れておいて欲しいと思います。
● 電気関係
夜間災害が起きた時や、ライフラインが止まって灯りがない生活を強いられる可能性がありますので、照明(ライト)が必要です。
また、ライトや携帯電話などのバッテリーも消耗していきますので、電池や予備バッテリー・発電機などを、準備したほうが良いと思います。
更に、天気予報やニュースなどの確認をするために、ラジオがあると便利です。
● 食料・水
生活していくためには、食料や飲料水が必要です。
できればストレスのある中での生活となりますので、同じものばかりを食べて過ごすのではなく、栄養のバランスも考えながら何種類かの食料を準備しておいた方が良いと思います。
● 衛生
まず困るのがトイレ。この点のケアは必要です。
そして、お風呂に入りない可能性がありますので、体を拭いたり髪を洗ったりできるものも、準備したほうが良いと思います。
更に、災害の状態によっては、怪我や病気のリスクもありますので、この点もケアが必要です。
● 防寒
災害が起きた時、季節が冬だったら、暖房もなく寒い環境を凌いでいかなければなりません。
そういうことを考えると、防寒グッズも準備するアイテムになります。
● その他
人によって生活に必要な物は異なりますので、上記のベースに加えて、薬やお金を準備しておきましょう。
更に、これらをリスト化して、更新の際に確認できるようにすると良いでしょう。
分量としては、ライフラインの復旧にかかる最大期間と言われている3日分が目安です。
3日間何もなくても何とかしのげる準備をしたものが、防災セットということになります。
防災セットの準備のポイント
自分で準備するにしても、市販のものを使うにしても、自分で内容を確認してカバンに詰めるというのが大事です。
どこに何をしまったか、どうやって使うのかを、カバンに詰める時に確認しておきましょう。
もしご家族の方がいて、複数人分を準備されるのであれば、一緒に確認されると良いと思います。
実際に、自分が家族用に市販の防災グッズを購入した時は、家族と一緒にカバンに詰めました(単身赴任先から戻るまで開梱するなと伝えておきました)。
特に、息子は開梱してカバンに詰める時に、どんなものが入っていて何を追加で準備するかなど考えたり、防災に関する意識が上がっていました。これは、副次的な物ですが大事な高価だったと思います。
防災セットおすすめ
さて、市販の防災セットの特徴・内容・価格をネットで調べて比較したサイトがありますが、自分としては実際に注文して現物を手に取って確認したものを紹介したいという思いがあります。
そこで、各社を事前に比較して、自分が購入したものがこれです。
確認したところ、なかなか良いものであると思いましたので、以下の内容で紹介します。
"出典 :Defend-Future"
実際に発注した後、トラブルもなくスムーズに配送されたことも確認しています。
段ボールでしっかりと梱包されて着荷しました。開梱すると、一番上にはシートが2枚入っていました。
「防災セット 内容品一覧」と「非常持ち出し品 追加チェックリスト」です。
細かいことですが、購入後中身を更新したり追加したりする際に、こういうリストが役に立つと思います。紛失しないように、有効利用していきたいシートです。
その下には、リュック入っていました。
このリュックは容量が22リットルで撥水加工がされており、色合いもシックでなかなかいい感じです。
夜間でも目立つように、取っ手には畜光材、背面には反射材が取り付けられています。
カバンを取り出すと、中には防災グッズがびっしり入っていました。一人用で、35種類・38点の防災グッズが入っています。
これらの防災グッズは、防災士の方が厳選したものをさらにユーザレビューを参考に改善した物とのことです。
防災グッズはカバンの中に入っておらず、「自分で商品を確認して入れてください」というコメントがホームページに掲載されています。
前述したように、自分は家族と一緒に詰めながら、内容や使い方の確認だけでなく、特に息子の防災意識の向上が出来たと感じています。
実際に入っていたものを確認していきます。
まずは食料と飲料水です。
食料のメインは、「尾西のご飯」が3種類です。このご飯はアルファ米で、国産米をお湯を注ぐだけで食べることが出来ます。スプーンもついていて、食器なしで食べることが出来ます。
飽きないように、ご飯の種類は3種類。白米は、「温めずに美味しい野菜カレー」と一緒に食べます。
飲料水は、500mlが4本。
更に、エネルギー源としてようかんも入っています。
これら全て、賞味期限が5年と長いのも、嬉しいですね。
食料と水は、家族の人数や食べ物の嗜好や量も考えながら、自分で追加アレンジしましょう。
次に、電気・衛生・防寒関係です。
全体的に、コンパクトにパッキングされているので、リュックに詰めても余裕があります。
左上がアルミブランケット。こんな薄くても、防寒効果は抜群。
左下が就寝時に使うエアマット。横になると床から冷えるので、空気の層でクッションと断熱になるエアマットは、なかなか良いです。
座っている時も、寝る時も、エアマットを下に敷いてアルミブランケットに包まれば、大分暖かさは違うと思います。
右上は、箱の中に救急セットが入っています。購入したら、必ず開けて中身を確認しましょう。
右下は、「ダイナモラジオライト」がセットで箱に入っています。
ではまず、ダイナモラジオライトセットを箱から出して見ましょう。
本体の他に、各種ケーブルや変換プラグ、それに説明書が入っています。
2018年の「北海道胆振東部地震」では、全道が停電して2日ほど電気のない生活を強いられました。
電気のない生活は、厳しいです。
このダイナモラジオライトは、名前の通り「発電機」「ラジオ」「照明」の機能があります。暖房など、高出力の物を動かすことはできませんが、最低限の電源確保は十分できます。
具体的には、
● 携帯電話の充電ができるので、連絡を取ったり、インターネットで情報収集することが出来る。
● ラジオ(FM/AM)が聞けるので、インターネットより更に早い情報を得ることが出来る。
● 夜間などの照明が確保できる。
● ライトの点滅やサイレンで、緊急状態にあることを知らせることが出来る。
ということになります。
これについては、防災士が選んだという安心感がありますね。
リュックにしまう前に、動作と使い方の確認はしておきましょう。
次に、救急セットを箱から出して見ましょう。
はさみ・ピンセット等と救急絆創膏・ガーゼ・綿棒などが入っています。
防災セットには、ベースとなるものが入っていますので、あとは自分で薬などを追加しておきましょう。
衛生面などは、かなり気を使っているという印象を受けました。
お風呂やシャワーが満足に使えないと、特に夏場はストレスがたまり、不衛生でもあります。
そんな時役立つのが、水のいらないシャンプーやウェットボディータオルです。
体だけでなく、洗濯物を少ない水で洗うことが出来る洗濯パックも付属しています。
また、上下水道が使えない時、トイレは大きな問題になります。
そんな時、洋式トイレにかぶせて使う事が出来る非常用ポータブルトイレ、またトイレの中で用を足せない時や着替えが必要な時に使う目隠しポンチョも、自分で準備したら抜けてしまいがちな物ですね。
他に、10リットルのウォータータンク、ペットボトルの先端に付けて使用する簡易ウォシュレットなど、至れり尽くせりです。
まとめ
このように、この防災セットであれば間違いないと言える内容です。
あとは、個人個人の好みや用途を考えて、追加の物を入れて作り込んでいく形です。
災害は、本当に突然やって来ます。準備はいつでも良いと思わずに、是非急いで防災セットを準備することをお勧めします。