防災グッズ

防災セット【防災グッズリスト 防災バッグ 非常食】

 最低限の防災セットの重要性

日本は災害の多い国です。

梅雨の時期に最近多いのは、「線状降水帯」による大雨と、それによる洪水や土砂崩れです。

夏から秋には、台風。台風の場合、雨による被害だけでなく、風による被害も多く発生します。また、風により飛ばされたもので送電線が切断され、停電が起きたりします。

そして、季節に関係なく起こる地震。東日本大震災では、津波の恐ろしさをテレビのニュースで目の当たりにしました。

自宅で電気や水などが復旧するまで何とかするという場合が多いとは思いますが、災害の程度や居住地の条件によっては、避難所での生活を余儀なくされてしまいます。

避難所は洪水や土砂崩れの心配が少なく、雨風がしのげる場所であると思いますが、避難した人が快適に過ごせるかどうかは疑問があります。

食料や水をはじめ、洗顔・風呂やトイレ、着替え、暑さ寒さなど、もしも何も持たずに避難したら厳しい現実が待っていることでしょう。

災害は突然やって来ます。それに対応するには、日頃から「防災セット」を準備しておくことが大事です。

 

 防災セットの中身はどんなものが良いか

ほとんどの人が、防災セットを準備して実際に使った経験がないのではないでしょうか。

経験がないと、どのようなものが必要であるか、想定しにくいのではないかと思います。

実際の所、自分も防災セットを使用したことがありません。ただ、自分は海外営業の仕事を12年ほどしており、特に発展途上国の出張先でいろいろな苦労をしました。

ある意味、日本の災害の状態に近いものがありました。

普段の生活で当たり前で、海外でどんなことに困ったのか、何点か例を挙げてみます。

海外出張で困ったこと (1) 停電

海外では頻繁に起こる停電。電力不足・変電所のトラブル・落雷等、原因は様々。
発展途上国だけでなく、2019年にラスベガスに行った時も、短時間ですが停電しました。
停電すると、部屋が暗くなるだけでなく、冷暖房が止まったり、水やお湯が出なくなったりすることもあります。
● LEDライト、ペットボトルの水、多めのウエットティシュー(体を拭くため)、冬場はユニクロのダウン(小さく丸めることが出来る)を準備

海外出張で困ったこと (2) 食事

移動手段が遅れて食事を摂れなかったとか、朝早く出るのでホテルの朝食を食べることが出来ないなんて言うのは、日常茶飯事です。
他に、体調不良で現地のご飯を食べることが出来ないということもあります。
● 缶詰(コーンや鶏肉)、バータイプの軽食、カップ麺(電気ポットがあると分かっている場合)、ウィダーインゼリー(お腹を壊した時)を準備

海外出張で困ったこと (3) 水

日本であれば、水道の水を飲むことが出来る場所が多いのですが、海外ではまず飲めません。
そのため、ホテルには水がついているのがほぼ100%ですが、少量だったり便の為外出先に持って行けなかったりします。
タイや韓国であればコンビニに行って買うことが出来ますが、コンビニやお店が近くになかったり、夜間は治安が悪くて出られない場所とかもあります。
● ペットボトル500mlを最低2本できれば3本、ウィダーインゼリー(水代わりになる)を準備

簡単に言うと、なくて困るのは「電気」「食事」「水」ということですね。

そのため、何があっても大体対応できるものをスーツケースに準備して出張することを、考えるようになりました。実際、このような準備をしたことで何度も助かりました。

 

 市販の防災セットとは別の考え方

ネットで「防災セット」で探してみると、市販品でバッグに水・食料・医療品・日用品などをまとめたものが数多く販売されています。

なるほど、保管できる期間も長くて、色々な事を想定したグッズが揃っています。これはこれで、素晴らしいと思います。

しかし、自分で防災セットをアレンジして準備しておいた方が、使いやすくて便利で安上がりかも知れません。

自分は、前の方でお話しした海外出張の経験の発想で、「防災セット」を準備しています。

防災セット

● 毎日の生活の中では使わずに、バッグに入れてすぐに持ち出せるように保管しておく。

● 旅行や帰省、出張などの時には、その中から必要な物を取り出して使用する。

● 個々の防災グッズとしては購入するが、セットでは購入しない。

● 賞味期限のあるものは、定期的に食べて補充する。

● 医療品や生活用品は、旅行で使い慣れたものを保管しておく。

どうでしょう、日常的に旅行や出張が多い人なら、自分で防災セットを準備できるのではないでしょうか。

 種類毎に小分けして保管

自分がやっているのは、ベースになるものは「種類毎に小分けして保管する」という方法です。

小分けにして保管することのメリット

  • どこに何があるか、何を入れるか、管理しやすい。
  • スーツケースに入れる時に、効率良く収納できる。
  • 取り出して使う時に、使いやすい。
  • 海外出張・国内出張・帰省・災害など、必要に応じて小分けしたものをパッキングできる。
  • スーツケースへの入れ忘れが減る。

ベースになっている小分け品の実際は、こんな感じです。中身をきれいに整理しないで、敢えて普段のままの姿で撮影しています(^^);

内容は、以下の通りです。

  • (左上) 非常用の薬(痛み止めなど)
  • (左中) 普段服用している薬・サプリ・洗面用具など
  • (左下) 上記よりちょっと重要度の低い洗面用具など
  • (右上) コード類(特に出張では重要)
  • (右下) 下着類(2日分)

小分けにして保管することのメリット

  • どこに何があるか、何を入れるか、管理しやすい。
  • スーツケースに入れる時に、効率良く収納できる。
  • 取り出して使う時に、使いやすい。
  • 海外出張・国内出張・帰省・災害など、必要に応じて小分けしたものをパッキングできる。
  • スーツケースへの入れ忘れが減る。

他に、衣類・食品・水などを組み合わせて、スーツケースに入れています。詳細については、この後の投稿で順次説明していきます。

 

 食品・水の賞味期限を管理

保管している物の内、食品や水には、賞味期限があります。

自宅では、地価の保存庫に防災用の食品類を保存しているので、良く期限切れになってしまいます。

そこで、今回お話ししているスーツケースに入れて保存している物については、スーツケースに期限のデータも含んだリストを貼り付けています。

今年賞味期限を迎えるものについては、カレンダーに「災害用〇〇〇入れ替え」と記入しています。期限が来たらそれは自分で飲食して、代わりの物を補充するというイメージです。

 

 まとめ

予期せぬ災害に対して、日頃から準備をしておくことは大事です。

本当に非難しなければならなかった場合に、すぐに持ち出せるように、防災セットをバッグに入れて準備しておきましょう。

そして、旅行や出張でも使えるように、更に賞味期限を管理して更新できるようにしておくことも大事です。

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